曝露療法とは
不安や恐怖の対象に自分をさらすことで、少しずつ苦手意識を克服していく方法です。
例えば高所恐怖症や面接、スピーチが怖いといった人が、少しずつ難易度を上げていき、恐怖を乗り越えることができるようになります。といったことが挙げられます。
回避行動はよくない
不安や恐怖の対象を避けるのは長期的にはよくないとされています。
例えば人前で話すのが苦手だとします。
発表の依頼を受ける→断る→発表しなくてよくなりホッとする→苦手意識が強化される
短期的にみれば不安や緊張をさけることで安心することができますが、これでは永遠に苦手意識が消えないままです。
しかし、人前が苦手な人がいきなり結婚式のスピーチをしたり、高所恐怖症の人が、
バンジージャンプに挑むのは無謀ですよね。
曝露療法ではいきなり無茶なことはしません。無理をすると逆に悪化してしまいます。徐々にレベルを上げていきます。
ですので今回は頭の中で苦手な場面をイメージする、想像曝露という方法を紹介します。
想像曝露法
まずは準備として何回かイメージトレーニングを行います。
初めは不安を伴わない居心地の良い場面を想像してください。
その時のポイントは映画を見ている感覚ではなく、実際に自分が体験していると思ってください。
その時の体の感覚にも注意を向けましょう。
想像曝露の手順
以上で説明は終わりです。今回は不安や心配を克服するためのプログラム 患者さん用ワークブック 星和書店を参考にしました。
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