人間には交感神経と副交感神経があり、緊張している時は交感神経が優位になり、心拍数や血圧が上昇します。
反対にリラックスしている時は副交感神経が優位で、心拍数や血圧が低下します。
なので緊張を緩和するためには、副交感神経を優位にさせることが重要になってきます。
そこでおすすめするのが呼吸法です。
血圧や心拍数を直接コントロールできる人はいません。
ですが、呼吸をコントロールすることで、間接的に操作することができるのです。
その結果、緊張を抑えることや、メンタルの安定につながります。
具体的な方法
1.吐く息を長く
例えば3秒かけて吸った場合、倍の6秒かけて吐いてください。
ただ深呼吸をすればいいと思っている人で、吸った時間と吐いた時間が同じになっている人がいます。これでは効果がありません。
最初はなかなか難しいかもしれませんが意識して長く吐くようにしてください。
次第になれて自然とできるようになってきます。
逆にダラダラした状態からシャキッとしたい時は、吸う息を長くしてみてください。
2.ゆっくり呼吸をする
交感神経が優位になると、呼吸が浅くなり、呼吸回数が増えます。ですから、副交感神経を優位にしたい場合は呼吸スピードを落とし、ゆっくり呼吸するようにしてください。
緊張していると余裕がないと思いますので、私の場合はこの2点を意識して呼吸を行います。息を吸って肺に空気をため、ゆっくり細く長く肺の中の空気を吐き切るように意識します。
呼吸法とはズレますが、ゆっくり話すこともポイントです。
プレゼンや面接で緊張していると、どうしても早口になってしまいます。
そうすると、早口になり呼吸が浅くなる→呼吸回数の増加→交感神経優位→緊張するといった悪循環になります。
ですので、意識してゆっくり話すことで、副交感神経が優位の状態にすることが大切なのです。
まとめ
吸う時間のだいたい倍の時間をかけてゆっくり吐くようにしてください。
呼吸は誰でも行っているし、こんな事で緊張が和らぐの?と疑問に思うかもしれませんが、(私も思っていました)お金もかからないので試しにやってみてはいかがでしょうか。
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